別れの季節
約10日ぶりに帰ってきました、トーキョー。
父の看病をしようと、会社で有休をもらって帰った10日前。
病院でいつもの通り父と話し、20時に病室を出た。
「もう、帰るの?」
という父を横目に、
「明日も来るから」
と言ってタッチして帰った翌日、
父は眠りから覚めなかった。
そして、二度と言葉を交わすことはなかった。
冷たくなった父を見てると、涙が止まらなかった。
父の側を離れることができなかった。
怖がりなのに、不思議と冷たい父は怖くなかった。
今はなぜか涙が出ない。
枯れてしまったのかな。
それとも、私の中でまだ信じれてないのかもしれない。
もう、会えない、話せないという事実が信じられないのかもしれない。
父の死を信じたくないのは、じぃじっ子だった甥っ子もそうだろう。
「じぃじが一番好きだったのに・・・」と言う甥っ子。
母親よりも、じぃじが好きだった甥っ子にとって、
今回の別れは辛かったね。
でも、彼は泣かなかった。
むしろ、泣いてる大人に「泣かないで」と声をかけていた。
私たちよりも、ずっと大人だった。
たったの6歳の甥っ子。
「じぃじに会いたい」と言って骨壷の蓋を開けて話しかける姿、
何とも愛らしいと思った。
本当に、本当に大好きだったんだね。
トーキョーに帰って、現実に戻った。
やっぱり、諫早の病院に父が入院している気がする。
不思議ね。
お父さん、今まで育ててくれてありがとう。
これからは、空から見守ってね。
